なすのクソゲー攻略本

人生とかいうクソゲーを攻略していきませう

41.民主主義と功利主義について③(付録)

こんにちは、なすです。

 

ベンサムは確かに天才でした。そんなお話。

 

ベンサムは多数決で物事を決める方法については否定的でした。

功利主義の定義の中で、ベンサムは快楽と不快の数値を客観的に計算して決めることができると考えました。ということは、そもそもその決定をするときに1人1人の意見を聞かずとも、誰かが正しく計算すれば皆にとって一番幸福なことは何かが分かるし、決定できるということになります。つまり、最も優秀な1人の人間による独裁者による政治でも構わないのです。

 

パターナリズムという言葉があります。父親が子供に「こうしたほうがお前のためになるから」と理由をつけて、子供の意志に反して父親の理想とする生き方を押し付けるようなあり方を言います。確かに父親の言うことを聞けば、あとで振り返ったときに良かったと思えるかもしれません。しかしながら、たとえ失敗したとしても、自分の人生は自分で決めたほうが人間らしいのではないでしょうか?

 

ベンサム功利主義パターナリズムをもたらします。極端に言うと、ベンサムは人間を機械と考え、機械である人間はその論理演算式に従って功利性を追求する存在でしかないと考えていたのです。

今で言う人間性を無視した考え方ではありますが、その思想の産物である「最大多数の最大幸福」をひとつの目標として政治が行われているのもまた事実で、それが多数決という決め方に反映されているわけです。

 

ということで、民主主義と功利主義についてでした。